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ギター練習とDTPとウェブ解析

バンド初心者がギターの音を埋もれさせない方法

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バンドの音は全員でつくるものです

音量を上げる競争がはじまった。ヾ(゚Д゚ )ォィォィ

バンドはじめようぜ!と練習スタジオに集合、セッティング開始で起こるイベントでありがちなのが、「オレの音が聴こえない」「アイツの音がデカすぎる」なんてことですよね。
( ´,_ゝ`)ハイハイ

バンド演奏のイメージ
photo credit: mark sebastian via photopin cc

ギター担当の初心者にアドバイス

自分の好きな音楽やアーティストが出している音を参考に音をつくっているのなら、CDやデータ配信、YouTubeなどから聴こえている音は、ギターの音だけではありません。

もちろんギターだけのイントロ、ギターだけが鳴っているようなパートを選んで、参考にしている人もいるだろうと思って書いています。

ライヴ音源のギターパートならスゴく参考になるのですが、CDなどの音源の場合は、様々な処理が施されています。ある一定の周波数をぶった斬るとか、数種類ちがうアンプで鳴らしたギターをミックスしたり、似た音色をつくることができても、それは自分ひとりで弾く場合にのみ、心地よい音だったりします。

せっかくつくった音も、スタジオの大きさや使用するアンプによって、まったく何のためにつくったのか?全然、ちがって聴こえてきます。

自分の経験だとドラムが一発シンバルを叩いた瞬間に、まったく自分の音が聞こえなくなったりします。これはギターの音が歪み過ぎている時、ドンシャリになり過ぎている時によくあります。

ドラムイメージ
photo credit: Luringa via photopin cc

また、ベースが音を出し始めたら、まったく自分の音が聞こえなくなった。エッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?これも、歪み過ぎ&低音に寄ったセッティングをしていることが原因です。

ベース奏者イメージ
photo credit: César Augusto Serna Sz via photopin cc

ギターの音が聴こえるには、どうすればいいのか?

単純にクリーンな音で鳴らす。初心者は一度、試してみて下さい。すごく自分の音が聞えます。それと同時にすごく弾くことがムズカシイエッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?

手順はどうなの?
①はじめにクリーンなセッティングにする
②他の楽器の音を聴きながら歪みを足していく
③音量 コピーならメンバーでだいたいイメージしている音量は同じはず?コミュニケーションをとりながら決めていこう

自分のイメージと音がちがうんですけど

バンドのメンバーは、キミが音に満足するためにスタジオに来たわけではない。( ´,_ゝ`)ハイハイ だから毎回、アンプのセッティングをメモする。音を録音する。もしくは個人練習で同じアンプをとことん使う。なんてこともアリです。(他のメンバーに迷惑をかけるのはやめよう)

アリと言いながら思うのが、時間の経過でアンプの音も変わってくるし、自分の耳もオカシクなってくる。(音がデカいと特にそう)だからメンバー全員が、バランスって言葉を忘れないようにしよう。

オイラはこうしている

Line 6 POD HD Guitar Desktop Multi-Effects 並行輸入
写真はPOD HD

スタジオでは、いつも同じ音で鳴らしたい。そう思っています。音の調整で練習時間が少なくなるなんて、モッタイナイ。

未だPOD Xt をつかっています。アンプシミュレーターの良いところは、いつも同じ音に近い感じで鳴ることです。近い感じというのは、スタジオの大きさとか壁や天井の具合で、耳に聞こえる音がちがうので、同じ音とは言えないからです。

スタジオのアンプにもよりますが、裏側にリターンと書いた入力端子がある機種は、迷わずそこにPOD Xtをつないでいます。そうすることでPOD Xtでつくられた音を、アンプのキャビネットから出すことができるからです。

もうひとつは、スタジオのキーボードとかがつながっている「DI(ダイレクトbox)」を借りて、POD XtをDI経由でミキサーとつなぎます。そうするとボーカルと同じスピーカーからギターの音を出すことができます。音量はミキサーでも調整できるので便利です。(PODの音量に注意!小さな音から頼みます。でないと耳キーンってなるわ)

しかし、アンプキャビネットから音が出ていないので、それが不満なら、POD XtのL側出力かR側出力、どちらかをアンプのリターン、どちらかをDIへ、という風に鳴らすこともできます。

さいごに

自分ひとりで出す音とバンドで出す音は全然ちがいます。バンドの音は合わさった時に、最高にも最低にもなるところがムズカシイところですが、音と演奏に一体感が出た時、ほんとうに楽しい。これが音楽ってことだなって実感できるはずです。