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夢想家でも出来たことやったこと

新聞電子版はウェブサービスなので紙とウェブの内容をシンクロするだけでは稼ぐことはできない!

 2014/03/03
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photo credit: Hamed Saber via photopin cc
今回は、東洋経済オンラインの現編集長の書いた本を買いまして、内容が素晴らしかったので、情報共有したいなあと思った次第です!

大まかな内容として

・東洋経済オンラインの試み
・日米の本、電子書籍事情
・日本の新聞購読者の年齢分布
・米メディアここ最近の状況
・収益化する方法について

東洋経済オンラインがやっていたこと

・紙とウェブの内容はシンクロさせず、ウェブ独自の記事を配信
・日経オンラインのターゲットとなる40,50代とは違う、30代をターゲットとした。
・短期的な利益よりページビューの増加を重視、会員登録なしでタダで読めるなど、徹底的にオープンなウェブサイトにした。
・ヤフーへの配信を2本から20本へ

ウェブに関して独自路線をとる!実際、この大胆な戦略により成果が出ている。

記事よりタイトルが 100倍大切

ウェブサイトの記事で心がけているのは、やはりタイトルのようです。タイトルで興味が湧かないと誰もみてくれないということが、巷にかなり浸透していることを考えると、常識になった感もあります。

書き方については、冒頭にインパクトやエピソードを盛り込むようにする。語り口調に関しても「思います」 「ないでしょうか」 という中立的な表現ではなく、「◯◯◯だ」の方がウェブでは読み手にアピールできると分析、実行している。

あまりにもちがう日本とアメリカの本事情

アメリカ
・本が重い
・書店が少ない
・再販制度がない

ハードカバーが好きな国民性、しかし、重い。何冊持っても重さは変わらない電子書籍はその問題を解決してくれます。本屋さんの数にも言及していますが、大阪の面積に2店ぐらいだそうで、あの広い国土を考えるとすごく意外です。

ウェブでダウンロードできる電子書籍の価格がハードカバーより安価なこともあり、電子書籍へシフトしている理由もうなづけます。

日本
・文庫本もあります
・仕事帰りに、ふらっと本屋に立ち寄れるくらい店舗数があります
・本が安いらしい(なので、電子化しても驚くほど安くない)

電子書籍が世間に広がっていくスピードの違いには、このような理由があったのですね。
まさにビッグサイズ代表アメリカと紙の国 日本の違いですね!

日本の新聞に関する統計 ちょっと古いですが2010年調べ

photo credit: Public Places via photopin cc
photo credit: oddceo via photopin cc
・新聞を読む行為をしいる年齢層の割合 NHKの資料より
20代 13%  30代 23%  40代 41%
50代 49%  60代 68%  70代 78%

・ウェブニュースを読む人の割合 文化庁の資料より
20代 64%  30代 73%  40代 67%
50代 55%  60代 40%  70代 14%

新聞は圧倒的に高齢者の読者が多い。その記事を制作しているのは下の世代、なんか微妙な構図です。

若者は説明するまでもなくウェブで情報を収集しています。現在、この数字がどこまで変化しているのかにも興味がありますが、この推移でいくと新聞を購読する人はアウトでチェンジです。

米メディアここ最近の状況

photo credit: phauly via photopin cc

米メディアここ最近の状況

ニューズウィーク社
2012年が紙からご卒業
発行部数 2005年 300万部→2012年 半分へ
広告8割減 赤字40億円


ニューヨークタイムズ社
人員削減で収益改善
電子版
・すべての記事を1ページで表示 紙のリアル感を出す
・グローバル版で世界に配信
・動画広告は単価が高いので配信開始


フィナンシャルタイムズ
・メーター制の導入
・条件付きの読み放題プラン導入
・デジタル版の購読料金は紙の購読料金より安い


フォーブスドットコム
・消費者の声を聴く
・書き手のオープン化


どの新聞社もウェブでの配信記事で、どうマネタイズするのか工夫が施されています。読者に対するあらゆる分析を基本とし、BtoBを強化したり、記事の価値をあげるため、専門分野の知識人が記事を書くなど、付加価値が高く有益なものを提供し読者を惹きつけようとしています。

収益化する方法

ウェブサービスとしての収益化、ウェブサービスからリアルの世界での収益化など、様々の方法が書かれています。いつ・どこで・誰から・どのような方法で収益化するのか?この本の中で一番知りたいのは、この部分だと思います。

本の感想

この本には上記の他、ネット広告の構造と最近の事情、ブランドコンテンツ、収益化に成功している日本のウェブサービスの話なども書かれています。ひじょうに読みやすく分かりやすく満足の1冊でした。

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