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チョーキングを楽にする方法(レスポールタイプ編)

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あなたは「チョーキングができない」「チョーキングビブラートができない」理由がわかりますか?

理由は簡単です、チョーキング時、指にかかる弦の張りの強さです。ギターの調整の仕方によって、この強さを変えることができます。

この先を読み進めていけば、あなたは今よりも楽にチョーキングできるようになります。

調整してもかわらないテールピースの高さ

悩みに悩んで調べまくって出てきたのが「ギター&ベース修理工房 オーツーファクトリー 様」の実験記事でした。

テールピースの高さを上下することで、指に対する感覚がどう変化するのか?実際に数値で検証されています。この結果を確認して「今まで自分はなにをやっていたんだろう?」という複雑な気持ちになりました。

レスポールのテールピース
テールピースの高さで弦のテンションは変化しない

テールピースの高さをめいっぱい高くしたり、テールピースを裏通しにしても、指にかかる弦の張りはかわらないのです。

ちなみに、テールピースをベタ付けすると(めいっぱい下げる)しゃきっとした鳴りになり、テールピースをあげるとのびやかな鳴りになると解説している記事を見かけました。↓↓↓↓↓

テールピースの役目がわかりましたね。

あなたはペグに何回弦を巻いていますか?

楽にチョーキングする方法なんですが、本当に盲点でした。

テンションという言葉をつかって解説している記事や質問をよく見かけますが、テンションがかわるわけではなく、チョーキング時のナットと弦の摩擦がチョーキングをしずらくする原因です。ペグに弦をたくさん巻くと、ナットとペグの間で角度がついて摩擦がつよくなるのです。

レスポールのナットとペグ
ネック上の弦と、ペグからナットまでの間の弦で角度がキツイとチョーキングがキツイです

余談ですが、テンションという言葉をつかって質問している人がいると、「テンションは変わんねえんだよ」と怒りの書き込みをする人が多数いることがわかりました。記事を書くにあたって調べていて怖いなあと感じました。

じゃあ、チョーキングを楽にしたいならペグに巻く回数を少なくすれば良いんじゃない?となりますよね!?

レスポールのペグ
わたしのギターは、1弦は1回半しか巻いていません

確かにそうなんですが、つかっているギターのペグ構造(弦を通す穴の位置等)でも変わってきますので、自分のギターに合った回数を試してみる必要があります。

「ペグに弦を巻く回数で音が変わる」という検証も行われていますのでご紹介します。

上の記事には、「2.5回巻くよりも3.5回巻くほうが輪郭がはっきりしている」なんて検証結果が記されています。自分のギターに合わせて試してみる必要がありますね。

弦高調整でも楽になるんです

弦高とはギター指板についているフレット真上から弦の真下までの距離です。弦高が高いギターは弦を指で押さえる力が、弦高の低いギターよりも必要になります。

押さえる力が多く必要だということは、弦を押さえながら上下にひっぱるチョーキングは更に指に負荷をかけるということなので、弦高が高いと超キツくなります。

では、単純に弦高を低くすると良いのか?というとそうではありません。必要以上に弦高を低くしてしまうと指板を押さえやすくなる反面、ネックの状態によっては「音のビビり、詰まり」など正常な発音ができなくなるのです。

ギター6弦の弦高
12フレット計測で6弦で約1ミリです。2~6弦までは問題ないです
ギター1弦の弦高
12フレット計測で1弦0.5ミリですが、低すぎて1弦は5フレット付近が、先のフレットに当たりビビっています。ネック調整か弦高調整が必要です。

弦高調整は弾きやすさも重要ですが、全箇所できちんとした音が出るように行うことが大切です。

では、最後にまとめです。

チョーキングを楽にするまとめ
  • テールピースの高さを上下する→チョーキング時の指の力は変化しない
  • ペグに巻く弦の回数を減らす→ナットと弦の摩擦を減らしチョーキングをスムーズにする
  • 弦高を低くする→指板を押さえるの力を軽減し、チョーキングに力をまわせる

ここまで読み進めて、「なんか面倒なんだけど」という、これでは解決しないあなたに最後の手段があります。

細い弦を試してみませんか!?これが一番効果があります!まちがいありません。

オススメはアーニーボールの0.08からのセットです。実際にこの弦で弾いてみました。

ペグに巻く数なんて気にしていなかったので、ギブアップして0.08からのセットを使いました。