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ギター練習とDTPとウェブ解析

自分の音を聴かないで練習しているギタリストの音はヤバい

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以前、楽器店でギターを試奏している人がいました。弾いていた曲は、MSG(マイケル・シェンカー・グループ)の「Into The Arena」(2020年代に入ってもマイケルかよ!!と軽くツッコミたかったけどガマンしました。マイケルファンなので)

しかし、聴いていてあまり良い印象を持てませんでした。弾けていないわけでもない。リズムがバラバラなわけでもない。弾いている曲がわかるぐらいだから弾けているんです。でも、イマイチだったのです。

何がイマイチで良い印象を持てなかったのでしょうか?

プロの音源と一緒に弾いていると気がつかないこと

楽器店で試奏していた方の演奏ですが、マイケル・シェンカーの演奏を流しながら弾いたら印象は随分ちがったと思います。試奏されたいた方の演奏にはまったくビブラートがなかったし、音を鳴らすというよりも、「俺は音をなぞれるぞ」っていうのをアピールしているだけだったのです。

一流の演奏家であるプロの出すギターのトーンと、自分の演奏を録音して聴き比べてみてください。単純にフレーズをなぞることはできても、音はまるっきりちがうはずです。

普段から良い音をなぞるだけの練習をしていると、自分の音を良くするためにどう弾いたら良いのだろ?ということにまったく気がつかないのです。

ギターをアンプやパソコンに接続せず、生音だけで練習しているのも同じです。

自分の音を聴かないで練習している人の音は、音が同じタイミングで出ているだけで弾けていると勘違いをしています。これを歌に例えるなら、採点カラオケで高得点は出すけど、歌唱力がない人の歌といえば伝わるのではないでしょうか。

自分の音を聴いてみよう

自分の音を確認する方法

  • ギターアンプから音を出す
  • ギターをオーディオインターフェイスと接続してパソコンから音を出す
  • ギターをiRigなどのオーディオインターフェイスと接続してスマホから音を出す

プロの音源とは別に鳴らして聴いてみてください。これが一番たいせつなことです。わたしも以前は、プロの演奏の上に自分の演奏をのせて弾けたつもりになっていました。しかし、自分の音だけで曲をカバーするようになって現実を知りました。

最初からずーっと自分はまったく弾けていなかったのです。弾けていないのを隠していただけです。プロの演奏と同じタイミングで指が動いていただけで、自分の音で弾けていなかったのです。

外国の方が弾くカバー曲の演奏は、フレーズ自体もちがっていたりするけど、音はその人自身の音で個性もあって堂々としています。最初から演奏している意図や目的がちがうと感じますし、ごまかしてまで上手く聴かせようというような企みも感じません。わたしも自分の音できちんと弾けるようになりたいです。

これがあればパソコンと接続できます。しかも安い!実際に購入して使用しています。