採用のハードルが下がっている会社は危険だ。以前なら不採用にしたであろう人物でも、条件付きなら受け入れてしまう可能性が高い。危険人物が入社したらどうなるのだろう?
ワンチャン入社で潜入すればぶっ壊せる
まさに「ワンチャン」で侵入OK!って国に例えるなら「防空識別圏」も「排他的経済水域」もあったもんじゃありません。
また、良い人材ではないことが判明しても、その他多数の人が公休・有休を消化できるのであれば、少々悪い人材も使いようと考えている。適材適所でなくても頭数に入ればOKみたいな感じだと職場の混乱は必至。
例え契約期間があろうと、もともと人数が不足している会社が契約を打ち切ることはむずかしい。
入社後、育ちの良い社長に話す機会到来!
そこでとっておきの話が「ヤンキー話」だった。あるあるって周りを見渡してみろよ!
その場に同席した仲間先輩皆殺しです。「やっぱこの部署の人材ってこういう人たちだよね」どいつもこいつも同列とみなされ部署全体の社内評価が下がったのは間違いない。
場をわきまえない人材の割合が増え部署崩壊へ面舵いっぱい!予算も未来も低く見積もられ、激減する予算も激流に飲み込まれます。
考えたことがない人を考えさせる薬
会社独自の育成プログラムでどんな人材でも大丈夫?「バカにつけるクスリ」は、本人が気付き、自分に足りないものを悟った時にしか効果がでないものなのです。
言うことを理解できない子供に例えるなら「クスリを飲んで早く治しましょうね!」って言っても、「なんでクスリを飲むの?」「ボク病気なの?」「しんじゃうの?」なんて言葉が返ってきて手を焼くイメージです。
これは「どうやって仕事を覚えるんですか?」「なんでできないんでしょうか?」「ボクってクビなんですか?」という言葉と同じだと思うのです。
自分という人間について考えて「オレってバカだよね」「何もわかっていなかった」と現状を認めることができないと「バカにつけるクスリ」が効いてこない。
「何がわからないのか分からない」「何ができていないのか分からない」「何を話しているのか分からない」「何をしてしまったのか分からない」これは深刻な問題で他人には解決できない。察することはできても本人が理解しない限り、他人が言うことを鵜呑みにしても本当の理解はできない。
「わからない」を階段のようにステップを踏んで登るイメージです。自分のわからないを細切れにして簡単なことを下段にして難しい上段に登るんです。
本人が階段のどこにいるのかを把握していないと「ここがわかりません」「これがわかりません」と他人に聞くことすらできないんです。
「バカにつけるクスリ」って、何がわからないのか考えることだって気付くのです。
深く考えないで、他人に調子よく合わせていたり。他人に言われるがままに行動して、それが上手くいったとしても、自分の頭で理解できていないうちはゼロだって気付くのです。
上手くいかない時にする言い訳も、理解していないから本当に的外れな言い訳しかできない。周りもこの人まったく反省も理解もない。もう無理かもしれないって流れになってしまうのです。
どうかそうなる前に、「バカにつけるクスリ」をつかってほしい。
そういう自分も外の会社関係の方や専門知識をお持ちの先生方とお会いする度、「おれって本当にバカだよなあ」って思います。「今日、この中で間違いなく自分が一番のおバカ」だと思ったり。そんな時に、少しでもこの人達の素晴らしいところを吸収したい。そう思う瞬間があります。それも「バカにつけるクスリ」なんでしょうね。