褒めて育てようという風潮にはうんざりだ。まず、褒め方を教わった経験があるだろうか?人を褒めるということを安易に考えてはいけない。
場面や目的を考えずに簡単に褒めていると、自身を過大評価した勘違いした人を大量生産することになる。
褒めて育てるというやり方を間違った結果どうなったのか?
小賢しいモンスターが会社にひとりやふたりはいるはずだ。
・承認欲求がウザいくらい高い
・高評価はがんばっている自分だけの手柄
・ミスや失敗は自分にノウハウを教えない他人の責任
・責任を追求されると論点をズラしミスや失敗を認めない
・自分を叱る人に対して強い嫌悪感を抱きプチキレする
・間違いたくない・失敗したくない理由は、どうしたら良いのかわからないから
・責任問題になるような重要な仕事を回避するリスク管理
・異常に高い自己評価
育成プログラムのようなマニュアルに沿ったプランを実行し、その出来を評価し、また次のプログラムへと進んでく。
職場で当然とされている基本を身につけるためにおこなっていることであって、そこから先は経験値の積み重ねで自分自身で応用力を身につけていかなくてはならない。
自分に不足していると感じたことがあれば、自分で必要なモノやコトを揃えて学習しなくてはならないし、自分のお金で自分自身に投資しなくてはならない。
身近な人から情報やノウハウが必要なら、コミュニケーションをとらなくてはなない。
こういうことをまったくやる気がなくて、自分はお客様で会社や先輩がすべて自分に与えてくれると思っている。
学校のテスト範囲は細かくどこが出題されるのかを公表し、教えたことを正しく吐き出し、それを真面目に行っているのかだけで評価してきた結果どうなったのか?
課題の与え方や評価方法に疑問や違和感がある。出来る子がいっぱいが良いという今の学校にも問題はあるように感じる。
自分はできる人間だと勘違いし、ミスや間違いをする経験をしないまま社会人になってしまったことに問題はないのだろうか?
頭で理解することで出来たと勘違いする能力には驚かされる。行動するとミスや失敗の可能性があるので、頭で出来たと思ったままでいたいという低次元のプライドにも呆れるばかりだ。
100メートルを10秒で走るマニュアルを熟読してもカラダが動かないことを本当は理解していているはずだ。
目的を達成したわけでもないのに、無理をして褒めてきた結果どうなった?
どこの職場も人材不足のようだ。どこの職場も未来のために30代までの人材を採用したいと考えていたかもしれない。
しかし、これからはそれが変わっていくとわたしは思います。
これからは40〜50代を採用しようという企業が増え、30代以下に見切りをつける企業が増える。(世代や年齢の問題ではなく個人の問題で、何歳でも問題がある人が存在することも理解しています)
共通しているのは、コミュニケーションがとれない人間をお客様扱いして、1ミリも褒める要素がないのに褒めて間違った自信をつけさせ、任せてはいけな仕事を任せて大きなトラブルを発生させることには何の意味もない。
意思疎通がとれミスや間違いを認め反省することできる「普通」の人間なら、何歳であってもチームワークが必要な職場に恩恵があるのは間違いない。