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Webサービス「ココナラ」ができるまで

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ネットサービスの構想から立ち上げまで

調べたサービス

ココナラ http://coconala.com/ 事業内容 オンラインの相談サービス

2012年7月立ち上げ

登録ユーザー49,000人

相談件数23,000件 9ヶ月間

立ち上げメンバー3人

立ち上げまでの道のり

・アイデア検討  2011年10月

・開発開始    2012年1月

・β版オープン  2012年4月 

・公式オープン  2012年7月

β版に対しての考え 仮説検証の為のものであり、「機能不足」や「とりあえず」のものではない。駄目ならゼロからもからやりなおしもありえる。

アイデア検討期間

1.本当に価値があるサービスなのか?

・あったらいいねが本当か検証した

アンケートを実施(70人)コンセプトが受け入れられるか

確認する。

なるべくリアルにプロダクトを想像させる内容に作成する。

「こんな時に、こんな風に利用できサービスですが、これを使いたいですか?

使いたくない理由はなんですか?」

・アンケートの検証(実際のココナラの資料)

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・アンケートから得られたもの 

自分が理解できないサービスも一定の層には必要なサービスだったりする。

 

・アンケート以外に行ったこと

1.サービスが必要なのか座談会を利用したヒアリングを何度も行った。

2.他の類似サービスの検証、数値化、グラフ化など

3.コンセプトを言葉にして確認、ブラッシュアップ(練上げる)

2.VC(ベンチャーキャピタル)から投資を受けられるサービスなのか?

プレゼンを利用してヒアリングした。

サイトを構築する時間や予算を考慮して、ウェブサイトの観た目だけを作成し、PDF形式にしてプレゼンに利用した。(下記画像はβ版)

 

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3.自分たちで実現可能なのか?

・どれくらいの工数や人員で開発できるのか?

立ち上げメンバーは3人、β版サイト作成から外注で構築した。

 

・どれくらいの顧客対応にリソースが必要か? 

コンセプトは違っても同じ場面を想定できるサービスへの聞き取りを行った。

(ココナラの場合は、オンライン英会話の会社に色々聞いた)

 

・どうやったらサービス的強者を集められるか?(サービスを提供する為の人材)

相談サービスの為、上質なサービスを提供する為の協力者が必要であった。

1000人に1件ずつ丁寧にメールで依頼、400人から返信有、その内の200人が参加(全て知り合い)

 

・そこについて知見がある人に聴きまくる。

3週間分のアポ入れをして、とにかく聞きまくった。ビジョンと本質的なビジネスコンセプトは自分たちで考えるが、その先の答えは外にあることが多い!

ユーザー、投資家、競合、他社事例などからヒントを得る。

 

4.サービスを考える段階で心掛けたこと

・サービスを形作る全ての要素が一貫したストーリーのように調和していること

いいねえ!でもぼくは使わないけどね!ではなく、実際に使ってくれるユーザーを探し

良いインプットをもらう!

 

・アイデアを自分の周りにオープンにしてインプットをもらう

アイデアをパクられる心配は無用、簡単にパクられるサービスは大したものではない。

5.新規事業立ち上げ時の空気(ネットサービス以外も同じ)

・内容に共感してもらえないサービスは成功しない。 >利益ありきで立ち上げたサービスは、この時代、この世の中では受け入れられない。

 

・どこから収益し何をユーザーに提供するのか?価値あるサービスを提供する企業、社会的に良いイメージの企業が行うサービスが受け入れられる。