ハードディスクに不良セクタがみつかり、起動するたびにCHKDSKになってしまう。なぜ不良セクタがあるとCHKDSKとなってしまうのだろうか?
具体的にいうと、「ファイルシステムのダーティビット」がセットされていると、「システム起動時にそのボリュームに対してchkdskを実行する」のである。「ダーティビット」とは、ボリュームごとに備えられている特別なステータスビットであり、OSの起動時(正確には、ボリュームのマウント時)にセットされ、OSの終了時にクリアされる。もしシステムが突然の障害や電源断、リセットなどにより、稼働途中で強制的に終了、再起動したりすると、ダーティビットはセットされたままになる。
出典 @IT様 Windowsでシステム起動時の自動chkdskをスキップする より
この状態でシステムを起動すると、ダーティビットがセットされたままなので、システムに異常が発生したことが分かる(正常終了していれば必ずクリアされているはずだから)。するとOSはchkdskを実行し、ファイルシステムの整合性、一貫性を検査する。
不良セクタのあるハードディスクなんとかならない?
知人から電話が来た。
色々と説明してチェックディスクになる原因、ダーティビットの話をしていると、知人も同じような説明をウェブサイトの記事で見ていたらしく、コレさえなければ不良セクターがあっても起動はするんだよね?と、どうにかしたいらしい。
じゃあやってみるかい!
- スタートメニュー
- ファイル名を指定して実行
- cmd
- 黒い画面でドキュメントあんどセッティングなんとかかんとかだよね
- cd c:¥ エンター押して!ディレクトリ変わったら
- c:¥>chkntfs c: エンター押して!
- 黒画面閉じる!
再起動で青い画面出なければ大成功
成功したようです。これで起動からチェックディスクの流れは回避できました。
デフラグの画面でチェックディスクにエラーを回復するのチェックがあるんだけど
色々と話している間に知人密かに進行中。。。。。
一度ダーティビットがセットされると
CHKDSKが完全に終わらない限りダーティビットが解除されない
chkdsk c: /f
これをCドライブの機能以外から実行しなくてはならない!
この部分を知人に上手く説明するにはどうしたら良いのだろうか?
という説明しか思い浮かばなかった。
これが出来ればダーティビットは解除されるらしい
- OSのCDから起動
- 回復コンソールから
- chkdsk c: /f を実行
/fがディスクのエラーを回復するのチェックに該当する機能
ダーティビットの解除ができても解決ではない
フォーマットすると不良セクターが見えなくなる場合もある。治ったということではないですよね。
OSが不良セクターを認識しなければ大丈夫というわけではないし、万が一の時はファイルへのアクセスができなくなってしまう恐れもあると思う。同様のトラブルをネットで検索すると「ハードディスクの交換を推奨」する書き込みが圧倒的に多い。
もったいない気持ちは理解できるが、リスクを承知で記録媒体として使用するのは、「やっぱりナシだよね」とわたしは考えています。