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さくらんぼ計算に甚大な被害発生!勝手な減点から必要性にまで影響

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答えが2ケタになる計算問題。小学校低学年では「さくらんぼ計算」という方法を指導するそうです。

例)8+6=14

オトナであれば見た瞬間に答えが出ます。

小学1年生の場合、1の存在を理解することからはじまったと思います。8は1が8つ。6は1が6つ。小さなマグネット式のタイルを数えたのを思いだしてください。

今回、その存在が必要なの?と話が拡大している「さくらんぼ計算」ですが、10という2ケタの数を認識するには必要な計算だとわたしは考えています。

さくらんぼ計算
さくらんぼ計算の例です
8+6をさくらんぼ計算で解答

 

  1. 6を2と4に分ける
  2. 8を2と足して10をつくる
  3. 10に4を足して答えは14

とにかく10を先につくり。そこに数をたして計算を成立させる方法です。

出題とは関係のない採点は論理を無視した暴挙だ

例えどんな主義主張があったとしても、正解から点数をマイナスする行為は非道だと思う。演算方式に対して口頭で説明があり、強制したとしても、用紙には記載されておらず、テスト前にその言葉が耳に入らない可能性がある。マイナスを裏付ける要因についても解答後に記入されており、準備不足だったと思う。

採点方法や実施方法の不備が原因で「さくらんぼ計算」が無駄な印象になっていることを残念に思います。

計算方法を採点するとは印刷されていない。これに疑問や不満を持つことは不思議ではない。

正しく解答できる生徒に対して、強要することは「さくらんぼ計算」の本来の目的ではないと思う。

さくらんぼ計算でやりなさいという指示があったのか不明。指示があったとして伝わっていたのかも不明。結果は用紙にしか残らない。さくらんぼ計算で計算させたいなら、用紙にあらかじめ記入しておくか、全員が記入したことを確認してから行うべきだと思う。

低学年に権力による不条理を味わせ、落胆させてしまうのは可哀想だ。

正解を出せるのに、正解を出すための計算方法の1つが理解できない。そのストレスは計り知れない。正解を証明する問題など、後にさくらんぼ計算の応用となるような問題はある。しかし、このつまずきは簡単なのに簡単に答えていけないという算数とは関係ないことが原因かもしれない。

計算方法の理解は数の理解のためなので悪ではないと思う。しかし、理解後は瞬時に答えを出すことが求められるのは間違いない。学校はなぜ瞬時に答えを出す計算方法を教えないのだろうか?