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メルカリで買うWoodstics(ウッドステックス)にサポートユアローカルの精神はあるのか?

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Woodstics(ウッドスティックス)とは、ミュージシャン横山健さんと東京都世田谷区北沢のサーフショップZAPの仁科晴雄(ハルヲ)さんの2人が2018年3月3日に立ち上げたブランドだ。

ウッドスティックスは同じブランド名の元にギターとスケートボードを製作しています。ギターは横山さんが所有しライブ・レコーディング等で使用しているヘッドに「Woodstics」のロゴが入ったギターと、横山さんと活動をともにするKen BANDのもうひとりのギタリスト南さんが所有するSGシェイプのギターがラインナップです。(まだともに発売されていない)

スケートのラインナップは、Gretschのギター「ケニーファルコン」をイメージしfホールの穴があけられた横山健モデルのデッキが限定発売された。(オススメのセッティングはソフトウィールを実装したクルージングタイプ)

地域コミュニティーやカルチャーを助け合って守っていこういう、ブランド立ち上げのストーリーを読んで共感した連中がサーフショップZAPを訪れ、Woodstics(ウッドスティックス)のTシャツを購入して応援しているのだと思っていたら、どうやらそういう人だけではないようだ。

カルチャーの象徴みたいなのがブランドTシャツ

わたしは横山さん同じ世代(おそらく仁科さんも)です。小学校の高学年くらいの時に一度、日本にスケートカルチャーがブームのようにやってきた世代だと思う。

中学でバレーボールをはじめ、高校生までFMステーションを購読し、同じ時期にギターを弾き始めた。ほどんど横山さんと同じようなことをして育った人間です。

20代はじめにスノーボードのブームがきて、そこでスケートも一緒にはじめ、そうなると服装なんかも変わってきます。アメカジよりもスケーターっぽいファッションを好みオーバーサイズの服をきてスケートしていました。

Tシャツの話なんですが、GIRL(ガール)というスケートブランドが流行っていまして、GIRLのTシャツはスケートショップでしか買えないのですが、GIRLに敵対するbitch(ビッチ)というブランドのTシャツはそこらじゅうで買えて、Tシャツだけではなくカバンとか他のアイテムにまで膨らんでいくわけなんですが、そうなるともう終わったないうことになります。

クールではないブランドになると消えるのも下り最速です。

BURBERRY(バーバリー)が売れ残った服やアクセサリー何十億円分を償却処分して割引販売とならないようブランドを守っていたという記事を読みました。

ブランド価値ってブランド側がつくる側面とユーザーがつくる側面があると考えているのですが、上記、bitch(ビッチ)の話とBURBERRY(バーバリー)の話はブランド側の側面です。

ユーザー側の話はクルマなんですが、トヨタのセルシオ。同じくトヨタのクラウンマジェスタなんかにヤンキーの皆さんがよくお乗りになっていた時期がありまして、ナンバーはゾロ目か一桁にするわけなんです。

そういうクルマがあまりにも多いのでトヨタの意図するユーザーなのかはわかりませんが、完全にそういう方々御用達のイメージが定着していた方も多いのではと考えています。

それが原因というわけではありませんが、現行のラインナップにはどちらのクルマも含まれていないわけです。

Woodstics(ウッドステックス)=メルカリで売っているTシャツにしてはいけない

Woodstics(ウッドステックス)を利用して、立地条件などで買えない人に売りつけて儲けようという人がいます。

率直なところですが、ここで出品されているものが本物かわかりません。確証もありません。

そして、確実に言えることは、世田谷区北沢のサーフショップZAPで購入できるWoodstics(ウッドステックス)のTシャツはまぎれもないホンモノです。

北海道からWoodstics(ウッドステックス)のTシャツを買いに行った

2018年7月26日ついにWoodsticksのTシャツを手に入れることができました。

東京ビッグサイトで開催されていたIGAS2018(INTERNATIONAL GRAPHIC ARTS SHOW)に出張でいけることが決定した時、もしかしたらチャンスはあるかもしれないと考えていました。

なんだ出張ついでかよと思った人もいると思います。しかし、様々なスケジュールの都合をクリアしない限り予定に含まれない場所を訪れることは非常にむずかしいのです。

移動先からのアクセスもあり京王井の頭線 池の上駅で下車。そこから距離はありましたが、街並みを見ながら歩いた距離は思い出深いものになりました。

スケートショップZAP最寄り駅MAP
(東北沢駅からだと10分かからないで行けそうです)

ZAP前で記念撮影してから入店。店員の方に北海道から来ました!と言うと「ありがとうございます」と言われました。

Tシャツですが、すこしサイズ表記より大きめの印象です。わたしは170cm 体重65kg 中肉中背でよく強盗犯にいるタイプです(笑)Sでは小さいけどLでは大きすぎる。Mでジャストより少し余裕あるかなくらいです。

dread386さん(@dread386)がシェアした投稿

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最初は黒Tにロゴが緑と白をそれぞれ1枚づつ購入しようとしていたのですが、北海道から来たという話を聞いたハルヲさんが、Support Your Localを出して来てくれました。

ご厚意に甘え白ロゴと取り替えていただきました。本当にありがとうございます。時間があればソフトウィールとベアリングの話をお聴きしたかったのですが、一緒に記念撮影していただき握手してサヨナラしてきました。

出張が決まった時から来店までの月日も含めて、その間の心情など考えると「メルカリで売ってんじゃねえよ」「っていうか絶対にメルカリで買わないぞ」強く思いました。

Instagramで#woodsticsを見ていて「買えねえよ」ってちょっとイラっとして見ていた時期があったので、メルカリでもいいからほしいという気持ちはすごくわかります。

しかし、このブランドのはじまりから、コミュニティーやカルチャーを大切にしたいという思いを知るとメルカリで買わなくて本当に良かったと思います。

同じTシャツでもまったくちがうTシャツだと思うし、そこにある想いが消えたような商売で手にしたTシャツはホンモノだと思えないからです。