同じことをやっても「できるひと」と「できないひと」が存在します。
自分で試行錯誤して「できるようになる人」他人のアドバイスを取り入れて「できるようになる人」アドバイスを聞いても「できない人」の3通りの人がいます。
結論から言いますと、自分で試行錯誤して「できるようになる人」は、達人レベルのことでなければ大抵のことはひとりでできるようになります。この記事は、アドバイスを聞いても「できない人」はどうしたら良いのかという内容です。
あなたはどのタイプですか?
教わってもできない原因
最初にできない理由を考えてみました。
- 自分のアタマで「いつできない、どこができない、なにができない」を考えていない
- アドバイスされたことを実行したらどうなるのか考えていない
- 「できる」「できない」のちがいを説明してもらっても、考えようとしていない
- どんなことでも、カラダが数をこなせばできると勘違いしている。だから考えようとしない
この記事はできない理由を、自分のあたまで「考えていない」からなのではと仮説しています。
丸暗記だけではできない
考えないでできることの代表が暗記です。覚えて正しく吐き出すだけです。
勉強や資格試験なら、丸暗記で高得点を出すことも可能です。しかし、自分自身で目的を認識したり、目標となる結果を設定する。結果がでるような行動をする。暗記では解決できません。
「目的・目標・方法」があたまに浮かばないのなら「考える」しかないのです。
闇雲にやってもできない
めちゃくちゃ考えて行動してのに成果がでない原因
- やり方を間違えている
- 自己評価をしていない
- アドバイスに耳をかさず、自分のやり方に固執している
良い例がないか考えてみたのですが「はじめて入ったショッピングモールでトイレに行く」というお題です。案内図をみたところ、現在地からトイレまではゆっくり歩いて約10分の距離でした。しかし、迷いに迷って20分以上歩き回っています。原因は何でしょうか?
- 案内図は見たけど、適当に歩いていれば見つかると思っていた
- 10分以上歩いて見つからないのに不思議に思わなかった
- すれ違う人・お店の人などに「トイレはどこですか?」とたずねなかった
案内図で一番大切なのは「現在地」です。現在地がわかることで、トイレへ行くにはどの方向へ進めば良いのかわかります。最初の一歩目を考えなかったのが不幸のはじまりです。
方向の合否を確認できる場面はありました。10分以上歩いて到着できていないのに、誤りを認めず適当を続けてしまいました。
呆れることですが、20分も歩けばいいかげん間違いには気が付いているはずです。しかし、適当に歩けば見つかるという思いに固執し、他人からの情報や案内図を探すことしませんでした。
工夫のない成功は偶然でしかない
偶然、何かができた体験が誰にでもあると思います。偶然を分析することで、意図して何かをコントロールできるようになった。しかし、毎回、偶然に頼るのはオススメできません。前述の通り、ヒントがあるのに考えないことは時間を失うことになるからです。
「球を遠くに投げる」ということが目的だった場合、投げた球の回転数が多くなるように指でこする。または勢いが強くなるように指を押し出す。ある程度上に向かって投げる。水平に投げる。など試すべき(考えるべき)ことがたくさんあります。
あらかじめヒントがありそうなものは、情報を得ることで時間を短縮する効果があります。他人から指導を受けたり、動画マニュアルを活用しながら自分のやり方に取り入れていくことが、何かをできるようになる最短距離です。
何かをできるようになるコツ
何かをできるようになるコツは以下の通りです。
試してみる(考える)→評価する(考える)→ダメならやり方を変える(考える)→ゴールの再設定(ゴールまでの間に中間地点を設定するなど考える)
(考える)とやたら書いていますが、(考える)を他人にまかせて「考えない」ことがアドバイスを聞いてもできない人の大きな原因だとわたしは考えています。