これわかっていたら使えよ!という法則を4つ紹介します。
・ハインリッヒの法則
・ロングテール
・ボトルネック
名前はちがえど内容が類似している法則
・パレートの法則
パレートの法則(パレートのほうそく)は、イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した冪乗則。経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているという理論。80:20の法則、ばらつきの法則とも呼ばれる。
出典 ウィキペディア
働きアリは全体の20%だというお話で有名なパレートの法則です。働かないアリが不要と思う人は、経営者に向いていません。働かない80%のアリも、その中の20%は働きアリになります。だから解雇とか不条理な扱いとかはありえないですよ。
・ハインリッヒの法則
ある工場で発生した労働災害5000件余を統計学的に調べ、計算し、以下のような法則を導いた。「災害」について現れた数値は「1:29:300」であった。その内訳として、「重傷」以上の災害が1件あったら、その背後には、29件の「軽傷」を伴う災害が起こり、300件もの「ヒヤリ・ハット」した(危うく大惨事になる)傷害のない災害が起きていたことになる。
出典 ウィキペディア
労働災害が発生しているような工場において、労働環境を悪くするようなことを会社が行っていないか?胸に手を当てて考えてみて下さい。長距離バスの運転手を過密なスケジュールで働かせ、死亡事故を発生させた事件がありました。同じく長距離バスの事件で、ほとんど大型バスの経験がない運転手に、むずかしいコースを運転させて死亡事故を発生させた事件もありました。事故の背景には29件の軽傷と300件のヒヤリ・ハットがあってもおかしくないということです。
・ロングテール
販売数(population)を縦軸に、商品(product)を横軸にして、販売成績の良いものを左側から順に並べると、あまり売れない商品が右側になだらかに長く伸びるグラフが描かれる。左側だけ急峻に高くなっているのは、販売数が大きな商品が全体ではわずかな品目であることを示し、右側が低くなだらかなのは販売数量が低い商品が全体の品目数ではほとんどを占めることを表している。ただし非常に多くの種類を取り扱う必要がある。
出典 ウィキペディア
ブログ記事でアクセスのある記事もロングテールかもしれません。全体の2割の記事にしか大きなアクセスがなくて、残り8割は少ないアクセスとなっている。新たに大きなアクセスを集める記事を2つ欲しければ、まず10の記事を投稿することが先決かもしれない。パレートの法則と結構かぶってますが、それをグラフ化したところから、ロングテールと名がついています。
・ボトルネック
物事がスムーズに進行しない場合、遅延の原因は全体から見れば小さな部分が要因となり、他所をいくら向上させても状況改善が認められない場合が多い。このような部分を、ボトルネックという。
瓶のサイズがどれほど大きくても、中身の流出量・速度(スループット)は、狭まった首のみに制約を受けることからの連想である。出典 ウィキペディア
ボトルネックについては、エリヤフ・ゴールドラットのザ・ゴールを読んでいただくのが1番だと思います。会社内で起こる様々なトラブルを良く分析してみると、同じ原因がボトルネックとなっていることがあります。その会社では聖域となっていることがほとんどではないでしょうか?