2019年6月21日に左手の中指と薬指を骨折しました。それから2ヶ月は指も動かず、「再びギターが弾けるようになるのだろうか?」と不安な毎日を過ごしていました。
指骨折からの1年間を記録
骨折から2ヶ月目 良く言えば、どんなことがあってもあきらめない。悪く言えば、あきらめがわるい。性格なので途方に暮れても頑張る気は満々でした。二度目の初心者なんてなかなか体験できることないよね!
この後、しばらくは地道にあせらずリハビリしていました。
初心者の練習メニューみたいなのを、ゆっくりゆっくりこなすことを腐らずにやりました。その結果が4ヶ月後です。
すこしヒカリが見えてきた骨折から4ヶ月後
骨折から約4ヶ月、指があまり曲がらない。チョーキングはできない。それでも指はそれなりに速く移動できるようになっていました。
一見、指は動いています。しかし、むずかしいコードはまだ押さえられませんでした。
コードを押さえた骨折から5ヶ月後
なんとかFのフォームやセブンスコードで押さえていますが、音がきちんと出ているのかと言えばマダマダといった感じです。それでも、押さえられたことがとても嬉しかったです。
チョーキングができない骨折から8ヶ月後
すこしづつ指は動かしていましたが、チョーキングができません。骨折したのは中指と薬指です。チョーキングの要となる指ですよね。チョーキングが必要な曲は、チョーキングの手前で止めるしかありませんでした。
がむしゃらに弾いた骨折から9ヶ月後
極端ですが右手のピッキング強化を目的に、X Japanのコピーをはじめました。そして数週間で投げ出しました。1曲を通して爆速でピッキングすることが、こんなにむずかしかったのか!hideとPATAの凄さを実感しました。
ただ投げ出すことはできません、ギターソロは楽しんで弾きました。
普通に見えてきた骨折から10ヶ月後
ポジションを移動し、指を置く瞬間に手がしっくりきません。ビブラートをうまくかけれません。
粘りつよくチョーキングとビブラートの練習をしています。じょじょにチカラはついてきました。問題は瞬間移動が速くできないことです。
怪我の功名もあった骨折から11ヶ月後
コードを押さえたときの、指の違和感がなくなりました。もしかすると骨折前よりも、しっかり押さえているかも。しかし、指の曲がりがわるいので鳴らないコードがあります。
あとはチョーキングです。しっかりと音程をあげれるように指と耳をコントロールできるのだろうか?
ビブラートとチョーキングのテストを兼ねたわけではありませんが、エンドレスレインです。ビブラートとチョーキングよりも、2本のギターを同じニュアンスで弾いて、しっかりハモることのむずかしさを痛感しました。
横山健のビブラートをコピーしたい。がんばれ!おれの指
Hi-STANDARDのギタリストであり、Ken Yokoyamaのフロントマンである横山健。横山さんのギターの特徴といえば、キレのあるリフワークです。ハイスタやken Yokoyamaの曲を弾きたくなるのは、横山さんのつくるギターリフがとにかくカッコいいことなんです。
もうひとつの特徴としては、メロディアスなギターソロをうたわせるビブラートです。ビブラートの揺れが大きく、ここぞというときに激しく揺らします。
のこり約1ヶ月で骨折から1年になります
関節の重さ、曲げたときの痛み、可動域が狭くなったこと。元にもどらないかもしれません。それでも今、こうしてギターを弾けることに喜びを感じています。
自分がギターを弾かない人間だったら、指はもっとわるい状態のままだったと思います。ギターを弾きたいから、ギターを弾いたから、いまの状況があるのだと私は思います。
2020年6月21日 骨折から1年が訪れます。ケガをしたくてケガをする人はいません。しかし、ケガには理由や意味があります。ケガをしたことを忘れないようにしなくてはいけません。
2020年後半はさらにギターを楽しみます。
Hi-STANDARDの映画がやっとDVDで発売されました。本当に観てよかったです!