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いいね!のハードルは、親しい人に低く、知り合いには高くできてます

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たいして面白い内容でもないのに、なにが「いいね」なのだろうか?と思ったことはありませんか?

確かに「いいね!」数はKPIのひとつ、だけどメカニズムを説明しないのは乱暴だ

これについて解説されている本があります。


ぼくらの仮説が世界をつくる

佐渡島 庸平さんの「ぼくらの仮説が世界をつくる」です。

簡単でわかりやすく、明快な説明ってこういうことだと思いました。

キーワードや話題性にのることだけじゃない

だれも興味がないようなことで「いいね!」は押してもらえない。乱暴な言葉遣いで「正論ぶる」のは、炎上商法っぽい。

どうして「いいね!」を押してしまうのか? これじゃないですか?

<親近感 × 質の絶対値> = 「面積」

親近感って普段からどれだけ接触があるのかですね。実際に会う機会が多数ある人はもちろんですが、ソーシャルネットサービスでの発信に対して、コメントしたりされたりの間柄は、その頻度で親近感が高くなると私も考えています。

質の絶対値は、ネタのクオリティです。キチンと突っ込みどころがあるネタ。すご~いと圧倒されるようなネタ。なんてことはないネタ。数値化するのは困難ですが、質の基準は存在します。

10段階で5の親近感でも、質の絶対値が8なら、面積は40。
10段階で8の親近感だと、質の絶対値が5でも、面積は上と同じ40です。

極端な話、10段階で満点の面白さでも、まったく親しくない人が見れば、10点にしかなりません。こういうことに気がつく人であれば、どうやって親近感を高くしようかだったり、質の絶対値は最低この辺りにしようかなーと考えたりします。

会社なら、組織でこれを把握しているのとしていないでは大違いです。

満点のコンテンツをつくることに予算や人を割いても、その人、その会社に対する親近感がゼロに近ければ近いほど話題になりません。経営者の方には、こういうことが解説されている本も読んでもらえると社員は喜びます。

いいね!の評価基準は、運用目的によって様々ですが、時間・お金のバランスも含めて、どういうメカニズムで数字が動くのかを把握することは、すごーく大切です。