大型連休中(あえてGWと書かない)に何で忍者なのか? 図書館で素晴らしい児童書に出会ってしまったから仕方ない。忍者を知ることで、ある程度のサバイバルを乗り切ることができる。そう思ったら即、紹介しなきゃ! サバイバルと言っても「野外活動」だけではありません「対人関係」まで網羅。忍者ってやっぱりクールだよね。
心をきたえる
「忍びの三病」は現代人にも通づる内容で克服したい内容です。「おそれ」「あなどり」「考えすぎ」これが忍びの三病です。必要以上にこわがるな。相手や状況をあなどるな。あれこれ考えて行動できないのはダメだぞ。
この感情をきたえることができれば、あらゆる場面でベストなチカラを発揮することができる。人間の弱点と言ってもいい部分をきたえるのが忍者なんですね。
あやつることができれば対人関係もうまくいく
五情五欲の理(ごじょうごよくのことわり)をよく理解して使いこなす。「あやつる」は人を思うままに動かすこと。
五情とは、喜怒哀楽に恐怖を加えた感情。
五欲とは、食、性、名声、財産、風流。風流とは趣味のこと。
書店で本を眺めると、五情五欲の理をコントロールするような本が、数多く出版されています。今も昔も人間のテーマなのは間違いないですね。
野外で知る方法
時刻を知る方法は数多くあり、この本でも複数紹介されていますが、その中でも忍者はネコの目で時刻に見当をつけていたのには驚きました。
「六つ丸く、五七は卵、四つ八つは柿の実(種)にて、九つは針」
23頁 時刻を知る より
ネコを飼っている人は、ネコの目を観察してみるといいですよ!
天気を知る方法もたくさんありますが、この本では鳥の飛び方で天気を知る方法も書かれています。
朝にトンビがないたら、その日は雨。
夕方にないたり、輪をえがいて飛んでいったりしたら、つぎの日は晴れ。
輪をえがいておりてくれば、雨。
カラスが水をあびると雨。25頁 鳥で天気を知る より
本当でしょうか? トンビさん。