わたしの趣味はギターを弾くことなんですが、はじめて買ったギターに対して、「もしかしてコレは失敗かもしれない」と後悔した経験があります。
これから購入する方に、「同じような経験をさせてはならない」と強く思いながら、今回は書かせていただきます。
何を基準に選びますか?
ほとんどの初心者が価格だと思います。理由としては、単純にお金がない!ギターをはじめる年齢といえば、中学生・高校生くらいの年代が多いので仕方ありませんが、でも、ちょっと待った!初めての1本で進む道や方向が近道にも遠回りにもなるのです。
では、どういう基準で選ぶと良いのでしょうか?
はじめてのギター選び
・わたしが弾きやすいと思うギター
2.不具合のないギター
・中古という選択肢
・最低限見て確認してほしいところ
3.見た目で毎日弾きたくなるギター
4.自分の財布に負担をかけない価格のギター
大切なのは「とにかく背伸びしない」ことです!
木の種類、パーツ類などの違いが、ギターの価格の違いとなっていますので、初心者がここに注力すると、持っているだけ、眺めているだけで満足!という状態になってしまいます。
1.演奏しやすいギター
まず、持ってみる。左手で押さえてみる。
遠くから眺めていても違いは分かりません。持っている予算の範囲で買えるギターをたくさん触らせてもらって下さい。色々なギターを触らせてもらうとホント1本1本違うのね!と思います。
手が大きい人、小さい人、自分の手にコレは無理かも!これだと弾ける?など、自分の感覚を大切にして下さい。
また、躊躇してしまいがちなことですが、ショップの方と会話をしましょう!ショップの人の提案と自分の感覚!予算!これがマッチして初めて購入できる状態です。
既にギターの経験がある友人や知り合いと買いに行く時も、ショップの人には根掘り葉掘りギターについて聞きましょう!なんにも恥ずかしくないし、カッコも悪くないです。
もし「買うと決めてくれないなら触らせられない」とショップで言われた場合、ガッカリする必要も怒るエネルギーもいりません。苦笑いしながら他のショップに行きましょう!
わたしが弾きやすいと思うギター
・チョーキングしやすいギター(弦高を低くし過ぎてもダメ)
・立って弾いた時に体に負担の少ない重さ
ショップの店員さんに相談して調整してもらいましょう!
2.不具合のないギター
インターネットでギターを買ってみました。下の動画が買った時の様子
新品に対する不具合は、インターネットでの購入も含めて、価格に比例しています。なかには、安価でもクオリティの高いギターを製造しているブランドも存在しますが、新品の方が後悔のリスクは低いでしょう。
中古という選択肢
中古のギターを購入する場合は、ちょっと用心しないと難しいです。
クルマ選びに似ているのですが、中古でもメンテナンスされていて安心なもの、高級ビンテージギターなどもありますので、初心者のギター選びとしてはハードルが高くなってきます。
質屋、リサイクル店、ヤフオク、などでの購入は、あまりオススメできません。お店の方の知識もピンきりですし、ヤフオクの場合、ジャンク表記をしないで粗悪品を高く売りつける人も存在します。
それでも安く、それなりのギターを買いたい
注意して見れば結構気がつくのですが、面倒な客だと思われても、店員に一つ一つ確認するのも手ですが、最後は自己責任です。
最低限見て確認してほしいところ
<ナット>
割れ、欠けの確認と弦の太さと溝の幅に違和感がないか確認します。
弦と弦の間隔はどうでしょうか?ナットの溝の位置で弦の間隔がダメなものは発見ですます。
<フレット>
フレットの減りはどうでしょうか?新品なら無いと思いますが、中古の場合は減りの確認は重要です。
残り何割とヤフオクで書いてますよね!特定のポジションでの減りがある場合、音がきちんと出ないなどトラブルの元となり、弦高も低くできないなどの障害にもなります。
<ピックアップセレクター(トグルスイッチ)>
ぴっきんぐした音を拾う場所を切り替えるスイッチです。
どちら側に切り替えても音が正しく出るのか確認します。
<ブリッジ>
ブリッジもナットと同じ要領で溝を確認します。
<テールピース>
ブリッジ一緒に写っているテールピースは弦を通すところでもありますが、テンションの調整をする部分でもあります。
共に手の汗などによって錆びやすい場所ですので、そこらへんも確認します。
<ボリュームとトーンのつまみ>
まず、きちんと付いているのか確認します。抜けやすくなっている場合、外れてなくなることがあります。
ボリューム、トーンいずれも、アンプに繋いで、音を出して確認します。
つまみを回した時にノイズなどがないか?音が正しく調整できるか?などを確認します。(ガリガリいう場合はダメです。「ガリあり」と表記されているのが、この状態です)
<シールドを挿す部分>
ガタつき緩み、ネジの有無、ガリなどを確認します。
<ペグ>
弦を巻く部分です。
ガタつき、ぶつけて曲がっていないか?などを確認します。
<ペグの裏側>
ネジの有無を確認します。ペグ自体も回してみて違和感がないか確認します。
軽く回るペグと重いペグがあると要注意です。同じトルクで回るのが正しい状態です。
<ネックの取り付け>
ボルト止、セットネック、スルーネックなどボディとの組み方も様々です。
ネック折れやヒビが入っていないか?塗装の焼けや汚れなども確認します。
<ピックアップ>
正しく音がでるがアンプを通して確認します。
カバーがついているものは、錆やくすみなども確認します。
3.見た目で毎日弾きたくなるギター
基本的なギターの種類
1本1本、動画で観てみましょう。
Movie credit: The official channel of “YOUNG GUITAR” magazine from Japan offering trailers of YOUNG GUITAR DVD and other related products.
movie credit: LAMusicAwards
movie credit: frettedamericana
movie credit: NevadaMusicUK
movie credit: Reverb
movie credit: Musician’s Friend
movie credit: JacksonGuitarsUSA
この他にも様々な種類が多数のブランドから販売されています。
毎日でも弾きたくなるようなギターを手に入れることは、とても重要です。気に入ったギターはあなたをやる気させます。弾くことを楽しくします。そして上達を早くするからです。
4.自分の財布に負担をかけない価格のギター
初期投資の金額を抑える考え方と長期的にみて金額を抑える考え方があります。
はじめての1本を安価なもの選び、続けられるなと思ったら、新しいギターが欲しい、もう少し良いギターが欲しいと思うのが人情です。
しかし、結果的には2本目購入、3本目購入と増えていくのがギターなのです。
楽しく本数が増えているのは良いことですが、最初に思っていた「初期投資の金額を抑える」を考えると随分と反対の方向へ向かってしまったことになります。
長期的にみて金額を抑えるとは、最初にある程度、高価なギターを手に入れ「お前が俺には最後のオンナ」と思うくらい大切に1本を所有することです。
どちらにしてもクオリティの高いギターが欲しくなるのは、間違いありません。
日本を代表する3つのギターブランドをご紹介します。
まとめ
価格や機能を満たして、毎日、弾きたくなるような見た目をしているギターを探すことは、難しくありません。しかし、購入後のメンテナンスや保証など長く付き合えるショップで購入することはギターでも大切だと思います。