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20年ぶりに「シングルCD」を買いました。Ken Yokoyama – I won’t Turn Off My Radio

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最後に買ったシングルCDは、Snow(スノー)のSEXY GIRL(1995年)でした。そんなボクが、20年ぶりにシングルCDを買いました。

Ken Yokoyama - I Won’t Turn Off My Radio

人間はあたえられた環境で変化する生き物

CDに収録された曲が、バラ売りでダウンロードできてしまう世の中はキライだ。その手軽さの代わりに、多くの価値を捨ててしまった。今、残っている価値は、「安い・早い・手軽・便利」。味気のない「カネと利便性」が、モノやサービスをつくる基準になってしまった。

こんな時代にシングルCDを買う理由

購入すると何かの権利が手に入る。権利との引き換えに使用するアイテム。ボクはそう思っています。単純に曲を聴くために購入している人は少ない。そんな気もします。

良い曲ならシングルCDを買いますか? アルバム以上に、ファンしか購入しないアイテム。それがシングルCDじゃないだろうか。

Ken Yokoyama – I won’t Turn Off My Radio

Ken Yokoyama - I Won’t Turn Off My Radio

このシングルには4曲収録されています。ファンの率直な感想として参考にしてほしいです。

1.Dance,Sing,Then Think
2.I Won’t Turn Off My Radio
3.Never Walk Alone
4.Smile

1.Dance,Sing,Then Think
Ken Yokoyama流のロックな曲。これまでにないアプローチなので驚いた。超シンプルなギターとコーラス。ボクの話ですが、バンドでスタジオに入り、すごくシンプルなコードを鳴らしたら、他のメンバーがついて来た! そんなことを思い出した。ライヴではシンプルな演奏とコーラスで、普通のロックファンにもアピールしそう。從來のモッシュとかダイブとかの印象はない。

2.I Won’t Turn Off My Radio
これまでのスタイルとシンプルなロックスタイルの融合。これまでもポップな曲はあったが、そのポップさとはちがう。そう感じるのは、サビのストレートさだろうか? 気持ちがスカッとする曲。

3.Never Walk Alone
アルペジオが印象的な曲。Ken yokoyamaの曲を聴いて、シン・リジィを思い出すと思わなかった。ボク的にはシン・リジィのカーボーイ・ソングです。どことなくアレンジも似ている気がする。

4.Smile

4曲目の「Smile」これはカバーソングだ。元々喜劇王のチャップリンが書いたらしいが、オレが好きなのはジャズシンガーの Nat King Cole のバージョン。昔 Elvis Costello がこの曲のカバーをした時、「Smile って良い曲だなぁ」と認識した。それからオリジナルバージョンは誰だ?と掘り下げてって、いまでは Nat King Cole を聴いている。

GRETSCH のギターな曲。こういうジャズテイストなギターも上手い。このイントロからは、絶対に猛スピードの展開を期待してしまう。その期待に見事にこたえてくれた。この曲は色んなアーティストがカバーしています。

 

ロックとバンドが盛り上がれ

Ken Yokoyama - I Won’t Turn Off My Radio

CDが売れない時代でも、ライヴやフェスには客を呼べる。そんなロックバンドが存在している。世の中、色んなものが、効率・成功・カネを基準にターゲッティングされ過ぎなんです。

目立って、利便性の高いところに需要が流れる。テレビを観て流行っていると思えば、それが興味になり、その環境に適応する。人の行動をつくっているのは世の中なんです。

その世の中は、セグメント化しても収益が見込めるものを探し、ムダなところに予算を捨てなくなった。そんなスタンスで音楽もつくられるようになってしまった。横山健の別に危なくないコラム Vol.89を読んでそれに気がついた。

あらたに興味を持つ人を増やすにはどうしたらよいのか? そこに気がついて、実行しようとしているのが横山健なんです。