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サブカルチャーの意味を知らずに大衆化させるのはマヌケな話だと思う

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自分の趣味嗜好に正直に生き。その文化・カルチャーを愛している。そんな人達が集い楽しく盛り上がっている。しかし、盛り上がれば盛り上がるほど平和な空間を維持することは困難になる。流行りだなんだと騒ぎ、カルチャーを利用して自分の飯のタネにする人が現れるからだ。

大衆化したらちがうものになりますが?!

自分自身が深くどこかのカルチャーに身を置く人ならば、簡単に他人の領域に踏み込みこんだりすることはない。ああだこうだとトンチンカンな解釈されることが、すごく気持ち悪いことを知っているからだ。

そもそもサブカルチャーの意味を知っているのだろうか?

サブカルチャー(英: subculture)とは、ある社会の支配的な文化の中で異なった行動をし、しばしば独自の信条を持つ人々の独特な文化である。「サブカル」と略されることが多い。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』サブカルチャーより

大衆化するということは、独自の信条が薄められて支配されてしまうことだ。そこに支配されてしまうと、それはサブカルチャーではなくなり、独自の信条を持つ人達が独自ではなくなってしまうから、当然のように「もうクールではないようね」「イケてないよね」という状態になってしまう。

サブカルチャーって、マス・メディアの商業主義文化にどっぷりつかっている人。現代社会の中で多数派となっている人。そういう人達が関わり合わない文化だから「サブカルチャー」って言われているんだよ。

サブカルチャーって何?

日本のサブカルチャーを調べてみました。

ウィキペディアによると、「80年代サブカルチャーブーム」という記述がありまして、今ではポップカルチャーになっているものも80年代はサブカルチャーとされていたのがわかります。

漫画、アニメ、コンピュータゲーム以外にも、SF、オカルト、ディスコ、クラブミュージック、ストリートファッション、アダルトビデオ、アングラなどもサブカルチャーと見なされていた。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』サブカルチャーより

きっとサブカルチャーがわからない人は、ポップカルチャーとサブカルチャーのちがいがわからないのだと思う。

サブカルチャーを理解できない人が、間違った解釈で「これがサブカルチャーだよ」と大々的に大衆に披露するチカラを持っていたら怖い。サブカルチャーを愛してやまない人たちから、本来の姿を奪い間違ったフォーマットの上に、頼んでもいないポップカルチャー化を進めてしまうからだ。

クールだと思っていたサブカルチャーが大衆化に向かってしまえば、モノホンの人たちにしたら超ダサくなったと悲しくなるのかもしれない。

ユニクロに目をつけられたロック・バンドが中途半端な形でロゴや写真をもぎ取られて、大量生産された大衆Tシャツとなり、かつてのクールさが忘れさられみるみるダサいバンドになり下がるのと似ているなあ。