2017年3月29日(水)帯広市のとかちプラザで行われた「Yahoo!JAPANのトップページを活用したWEBプロモーションセミナー」に出席しました。登壇したのは、ヤフー株式会社 マーケティングソリューションズカンパニー エリア・オンライン営業本部 東日本営業部 北海道パートナーディベロップメント 小川朗彦氏(会社名から肩書まで長すぎですね(笑))
第二部もありまして第二部は「北海道におけるWEB広告の現在」というお題で登壇したのは、株式会社 道新サービスセンター 広告営業本部 広告営業推進部 部次長 松藤 浩司氏
はじまる前に地元の新聞社が取材の挨拶に来ていたのですが、その時に聞こえてきた会話がこの記事のヒントになっています。
登壇された方が新聞社の方に、「事業でもメディアでも1番の会社ですよね」的な会話をしていたのですが、情報量と接触時間を考えると、新聞は既にYahoo!に敵うようなメディアではないし、広告費でも2009年にネット広告が新聞を抜いています。
セミナーが行われた十勝地方向けの、エリアターゲティング ブランドパネルという広告枠ですと、最低出稿金額が30万円〜で、Yahoo!のトップページにディスプレイ広告を出すことができます。期間は1週間で37.5万回表示されるそうです。
地元の新聞社に頼んで折込広告を入れると、50〜60万円の費用がかかるそうなんです。(10万件と言っていたので市内だけですよね確か)どちらに効果があるのか?そこには言及していませんでしたが(費用対効果など)、地域をターゲティングとしたメディアとしても地元紙を遥かに凌駕しているのでは。。。。
Yahoo!JAPAN=電子自治体
ヤフーが北海道でターゲットにしているのは、自然・食・観光です。防災の面では道と包括的連携協定を結んでいるので、災害が発生した場合、ヤフーを見ればって感じですね。
ヤフーがどこに向かっているのかを聴いて、もう生活に欠かすことのできないインフラを目指しているんだなあってイメージです。地元のメディアが同じ内容でヤフーと対決しなくてはならない。率直に感じました。
食の分野では地方自治体に職員を派遣して、最終的にはヤフーショッピングで売ってしまう。もう情報から販売までヤフーというインフラですべて事足りてしまうような独占的な強さを感じて、正直怖いなヤフーって感じです。
新聞からヤフーへなのか
北海道の話ですが、從來は新聞・折込に広告予算を100%使っていたような企業が、ネット広告に多くの予算を割り当てるようになってきているそうです。そして企業だけではなく地方自治体が広告を出稿するような案件も出てきています。(生活移住者の募集を本州の方へ向けて行っているそうです)
これまでは高額だと思われていたトップページの広告が手の届く金額で出稿できるとわかれば、その使い道も、求人・不動産・イベント告知・開店のあいさつ・セール・その他で、ディスプレイ広告が利用できるので、リマーケティングできない紙媒体よりも、費用対効果も含めて目で見てわかるネット広告へ移行するのは不思議ではありません。
北海道だけで月間ユニークユーザー数 約580万ユーザー (北海道の人口に匹敵)月間ページビュー数 約1億5千万ページビューのYahoo!JAPANトップページ利用率の破壊力は予想以上です。北海道の地元メディアがこの数字と戦うって厳しいですよね。
北海道におけるWEB広告の現在
第二部は「北海道におけるWEB広告の現在」ですが、アドテクノロジーの話で良いでしょうか?と来場者に問いかけがあったのですが、反応が薄いので登壇者が困っていました。内容としては、北海道はネット広告を出している企業が少ないから、早くだした企業が有利という話を、GoogleトレンドやSimilar Webの画面で説明されていました。
Similar WebのPro版って月に10万円位でしょうか? 結構面白そうな画面で使ってみたいなと思いました。